中日両国>
japanese.china.org.cn |30. 09. 2022

日本「中国文学読者会」発足式及び中国SF文化共有会が開催

タグ: 中国SF文学 中日国交正常化50周年
中国網日本語版  |  2022-09-30


イベント会場の様子(写真は日本の早川書房が提供)


 9月29日、中日国交正常化50周年を記念し、中国作家協会が支援し創始した日本「中国文学読者会」が東京中国文化センターで初のイベントを開催した。


 イベントは中国教育図書進出口有限公司、日本の早川書房、八光分文化が共同で企画し、中国のSF作家の王晋康氏、宝樹氏、七月氏、八光分文化の創始者の楊楓氏、日本のSF作家の藤井太洋氏、SF作品翻訳家の大森望氏、SF作品編集者の梅田麻莉絵氏が参加した。



挨拶する中国駐日本国大使館の石永菁文化部参事官(写真は日本の早川書房が提供)


 中国駐日本国大使館の石永菁文化部参事官は、「中国と日本の文学には長い相互翻訳の歴史があり、文学は両国の文化交流においてほかにない役割を発揮した。今年は中日国交正常化50周年で、中日双方は未来の50年に向けて、引き続き文化交流を受け継いでいく必要がある。今回の中国文学読者会の発足は日本の読者に現代の中国を知ってもらう新たなプラットフォームとなり、両国の文化に新たな活力を注ぐに違いない」と挨拶した。


 交流活動で、王晋康氏、宝樹氏、七月氏は日本の読者に中国SF文学の発展の歴史と特徴を紹介し、自身のSF作品の創作、及び日本のSF作品と触れてきた経験を話した。


 藤井太洋氏、大森望氏、梅田麻莉絵氏は中国のSF作品を読んだ感想を振り返り、この10年で中国のSF文学は急速に発展し、『三体』などの作品は構造が壮大で思想が深く、人の心を動かす力があり、日本のSF作品ファンにとって必読作品となり、日本の読者の現代の中国SF文学に対する興味を引き出したと話した。


 八光分文化の創始者の楊楓氏によると、ここ数年、中国で出版されたSF小説は年間500部を超えている。今後、両国の更なる文化交流を通し、中国の多くの優れたSF作品が日本に入り、日本の読者に中国のSF小説の独特な魅力を伝えるきっかけになることが期待される。


 「中国文学海外読者会」は中国作家協会と各国の文学愛好家が共同で発起。海外の読者に中国の文学作品を広め、中国の作家の世界進出を促し、世界に中国の物語を伝えることを目的としている。2021年8月の始動以降、読者会は世界各国で反響を呼び、日本を含む22カ国に設立された。読書シェアや詩歌朗読など様々な形式の活動を40回以上開催し、中国文学の海外での持続的で深いローカライゼーションの良好な基礎を築いた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月30日

1   2   3   4   5   >