中日両国>
japanese.china.org.cn |28. 01. 2023

40代から始める日本人の中国生活の記録

タグ: 日本人
人民中国  |  2023-01-28

  40岁,我来到了中国

image.png

  春节是中国人最重要的节日。或是返乡过年,或是利用长假和朋友们一起旅行,春节的打开方式也是多种多样。但提起春节,我这个日本人最先想到的,是那些外出务工或常年与家人分居两地的人们一年一次阖家团圆的画面。

image.png

夜市上抓拍到的父子

 

  2012年刚开始学中文时,我认识了一位安徽大叔。他把妻子和两个孩子留在农村老家,只身一人来上海打工,是人们所说的“农民工”。他年轻时因为家庭贫困,没机会念书,所以他把大部分工资寄回去,让儿子和女儿至少能有机会上大学。

  我去过他宿舍两次,他的生活真的非常简朴。“生活费什么的每月有300元足够了!”“一想到是为了孩子,这些就都算不上事儿了。”虽然他是笑着跟我说的,但在上海每月仅靠300元生活会有多困难(宿舍不需要交租金、食堂三餐免费),就连我这个外国人也可以想象。

  几年后我再和这位安徽大叔聊天时,他说虽然他在外地打工无法和家人一起生活,但他很庆幸每天可以通过微信与家人聊天,用视频通话看看他们的脸。的确,和10年、20年前相比,中国的社会应用型IT技术越发显示出其发展优势,不仅让许多农民工生活更加便利,也给他们的心灵带去了温暖。

  但即便如此,我想他们一定还是希望能面对面地看到亲人的。他们每天省吃俭用、努力工作,心里就盼望着在一年一度的春节时与家人团聚。当时,这位大叔给我留下了非常深刻的印象,也让我明白了春节对这些农民工来说有多么重要。


image.png

过年返乡的一家人

 

  以前在日本工作时,我对春节一无所知,觉得春节有很多不可思议的地方。当时我与一家华侨经营的公司有业务往来。他告诉我,每年春节期间,工厂至少会停工一个月,有时候甚至会长达一个半月到两个月。不明所以的我对此很是惊讶。日历上显示的假期只有一星期,为什么他们会休息这么长时间呢?

  答案也可以理解。许多工厂的工人都是外出务工的农民工,并不是所有人都能在一两天内回到家,早一点的在春节前半个月到一个月左右就陆续返乡了。剩下的几个工人不足以维持工作运转,所以实际上业务也就停止了。当然,大公司会调配人员来维持生产线运转,但当时和我们合作的是一家只有20人左右的小公司,因此他们会尽量在春节前赶工完成订单。

  但近几年,春节也发生了变化。随着中国各地铁路和高速公路网络建设的推进,已经很少能再听到有谁“回家单程需要五天”什么的了。现在我偶尔还会和那位安徽大叔联系,他跟我说他老家通了高速,方便很多。中国基础设施建设的发展为春节返乡带去了很大便利。

  以前每当春节临近时,为配合春节返乡,交通部门都会开展“春运”特别行动,但即便如此,公共交通也通常是人满为患。过去几年受疫情影响,一些人无法回家过年,但今年又可以看到大规模的人员流动和随之复苏的热闹气氛了。虽然会有些拥挤与不便,但这也是人民生活正在恢复正常的证明,是一个值得欢欣鼓舞的事情。

image.png

采购年货的母子


  最后如果让我说说我自己的春节,我会和往年一样,什么都不做,就在北京放松。很多人都回老家过年了,所以除了旅游景点外,北京城会很安静。这段时间我不用担心拥挤的人潮,可以好好地到处闲逛。城市里有各种新年装饰,欣赏欣赏这些也是一种乐趣。作为日本人,“过年”我还是更习惯过“元旦”新年。但在中国生活了几年后,我也逐渐体会到了春节的魅力。一想到一年可以过两次年,那种期待和乐趣也是在日本生活的两倍呢。希望住在日本国内的日本友人们也能去中华街等地转转,去感受一下春节的喜庆气氛。


私と春節の思い出


 春節(旧正月、今年は1月22日)は中国の人々にとって最も大切な祝日である。ふるさとに帰省したり、連休を利用して友人と旅行に行ったりと過ごし方はさまざまだが、筆者が春節と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、地方から出稼ぎに来ていて普段は家族と離れ離れで暮らす人たちが年に一度、一家団らんを楽しむというイメージだ。

image.png

年货市集上的小朋友


 2012年、まだ中国語の勉強を始めたばかりの頃、安徽省出身のおじさんと知り合いになった。奥さんと子ども2人をふるさとに残し、上海で働いていたこの方は農村からの出稼ぎ者で、一般的に「農民工」と呼ばれる人々である。本人は若い頃、家庭が貧しかったせいで進学できなかったため、せめて息子と娘は大学に行かせたいとして給料の大半を実家に送っていた。

 実を言うと、自分は2度ほど彼が住んでいる寮に遊びに行ったことがあるのだが、その生活は実につつましいものだった。「生活費なんて、月に300元あれば十分だ!」「子どものためを思えば、これくらいなんでもない」と笑って言っていたが、1カ月300元(ただし寮と1日3食は職場が提供してくれる)での上海暮らしがいかに大変なことかは、外国人である筆者にだって何となく想像できる。

 その知人と数年後に話した時には、出稼ぎで家族と一緒に暮らせないといっても、今はウィチャットで毎日家族と話せるし、テレビ通話で顔も見られるから恵まれていると言っていた。確かに10年、20年前に比べれば、中国が強みを持つ社会実装型のIT技術は、多くの農民工に便利さだけでなく心のぬくもりをもたらしていると言える。

 それでも本音を言えば、愛する家族と面と向かって会いたいに決まっている。生活費を切り詰め、日々仕事に打ち込みながら、心の中では年に一度の春節、そして家族との再会を待ち望んでいるのである。当時、そんな彼の姿勢にはとても感銘を覚えたし、このような出稼ぎの人々にとって春節がいかに大事なものであるか、分かった気がした。

image.png

春运站台上的乘客


 もっとも、かつて日本で働いていた頃は、春節について全く知識を持ち合わせていなかったため、いろいろと不思議に思ったものだった。当時筆者は華僑の方が経営する会社とお付き合いがあったのだが、毎年春節になると最低でも1カ月、下手すれば1カ月半から2カ月の間、工場が動かなくなると言われ、理由が分からず驚いた。カレンダー上では1週間の休みなのに、なぜそんなに休むのかという疑問である。

 その答えは、聞いてしまえば納得できるものだった。工場で働いている人の多くは遠方からの出稼ぎ者で、ふるさとに帰るといっても1日や2日で着くケースばかりとは限らない。そのため、早い人なら春節の半月から1カ月ほど前には帰省を始める。すると、残っている少数の人だけでは仕事が回らなくなるので、事実上操業がストップするわけだ。むろん、大手企業などでは生産ラインを止めないために人員を確保できるだろうが、この取引先は従業員20人程度の小さな会社で、春節前にできるだけ仕事を前倒しで終わらせるという対応をしていたのだった。

 しかし、近年はそのような春節ならではの様相に変化が起きている。中国各地に鉄道網や高速道路網が張り巡らされていくにつれ、昔のように「帰省でふるさとに着くまでに片道5日はかかる」などという話はまず聞かなくなった。前出の安徽省出身の知人とは今でもたまに連絡を取っているのだが、彼も地元に高速道路が通ってからは本当に便利になったと言っていた。中国におけるインフラ整備の進展は、春節に伴う帰省の面でも人々に恩恵をもたらしているのである。

 かつては春節が近づくと、「春運」と呼ばれる春節時の帰省ラッシュに向けた交通機関の特別輸送体制が敷かれ、それでも公共交通機関は大混雑に陥るのが常だった。過去数年は新型コロナウイルス感染症対策の影響もあり、帰省できなかった人もいたが、今年は人々の大移動とそれに伴う賑わいが戻ってくるはずだ。ラッシュに巻き込まれる方々にとっては大変だろうが、それは人々の暮らしが正常化している証しであり、喜ばしいことだと思う。

image.png

和商场里兔年装饰物合影的小朋友们


 最後に、筆者にとっての春節について語ると、特に何もせず北京でゆっくりするのが例年の過ごし方だ。多くの人々が帰省しているため、北京市内は観光名所などを除いてどこも閑散としていて、混雑の心配がないため街歩きを楽しむにはもってこいの時期である。町中にはさまざまな春節の飾り付けがされていて、それらを見て回るのも楽しいものだ。日本人である自分にとって、正月といえばやはり元旦という印象が強いが、こちらで数年暮らす中で、春節の趣きもだんだんと分かるようになってきた。1年に2回正月があると思えば、日本で暮らしていた頃に比べ、楽しみが2倍と思うことすらある。日本にお住まいの皆さんもぜひ中華街などを訪れて、春節の雰囲気に触れていただければ幸いだ。


image.png


 「人民中国インターネット版」2023年1月28日