中日両国> |
japanese.china.org.cn |23. 10. 2023 |
<北京-東京フォーラム> 中日若者の役割を強化、友好と協力を促進
第19回「北京-東京フォーラム」が19日、北京市で開幕した。2日間のフォーラムでは二国間の政治と外交、経済貿易、安全、メディア、デジタル経済、核安全の6つの分科会のほか、第2回青年交流会も実施した。交流会は「新しい中日関係を目指し若者が担うべき役割」を議題に、両国青年代表が自身の経験と感想を紹介し、世界問題への注目、青年に向けた表現形式の革新、技術交流の強化などを通して両国青年の理解と友好を増進することを呼びかけた。
交流会で、一般社団法人SWiTCH代表理事でCOP26日本青年代表の佐座槙苗氏は、地球資源の有限性と持続可能な発展に言及し、気候変動やグリーン転換などの世界的問題への対応では特に青年の対話と協力の強化が必要だと強調し、代表らの共感を得た。
経済貿易分野の交流も代表の関心点となった。中信資本ホールディング有限公司の高斌副総裁は、「中日企業の相手国への投資規模にはまだ差があるが、これは両国の発展段階が異なるためである。将来、両国間の双方向投資は徐々にバランスがとれていき、中日企業の海外進出の余地と潜在力は非常に大きい」と述べ、中日間のプライベートエクイティ投資やベンチャー投資分野の交流を強化し、両国間の経済協力を促進することを提言した。そのほか、中日青年交流基金の設立について、「基金を通して日本の青年が中国を訪問しより理解し、中国人が日本に行くきっかけになるとよい。また、中日両国の青年は第3国・地域のボランティアになり、共に世界的問題の解決に貢献することもできる」と述べた。
文化交流の面で、中国アニメ産業の発展は青年代表から関心が高く、中国国産アニメの日本での人気は高まっており、中日青年間の交流強化のチャンスになっているとの見解を示した。嗶哩嗶哩(bilibili)株式会社公共政策研究院の盧雅君院長はbilibiliと日本のフジテレビの協力の経験をシェアし、中国国産アニメの世界進出の歩みを紹介した。盧雅君氏は、「中国の青年も日本の青年も、新しいものや科学技術に興味があるため、若者が気に入る形式で創造的な表現をし、両国青年を引きつける作品を多くリリースし、交流の場と空間をより広げるべきである。将来、中日両国は文化交流をより充実化する要素を共に作り出すことができる」との見解を示した。
南京美第奇ネットワーク科技有限公司の創始者兼CEOの張耀倫氏は、青年の能力と役割を強調し、自身の近所づきあいの経験をシェアし、十分にコミュニケーションをとることで問題を解決し友情を築くことができると述べた。ロボットとスマート製造分野に携わる張耀倫氏は、若者世代は着実に技術交流と協力を行い、問題を解決しながら互いの理解を深め、中日間の友好と協力に新たな原動力を注ぐことができるとの見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月23日