グローバルガバナンスに関する中国の案

世界経済の成長促進
習主席はG20サミットで、世界経済の情勢を把握した上で、末梢と根本を兼ねて治める中国の処方箋を出した。革新・協調・グリーン・開放・共有という発展理念を世界の発展の流れに融合させ、中国経済と世界経済、中国の発展と世界の発展の相互補完による好循環という願いを描き出した…

世界の気候変動への対応
中国は省エネおよび新エネ・再生可能エネルギー利用で、世界一の大国となっている。中国は昨年6月、国連に「国家自主貢献」を提出し、2030年頃までに二酸化炭素の排出量をピークとし、早期実現を目指すとした。また2030年のGDP単位当たりの二酸化炭素排出量を、2030年までに60−65%削減するとした…

貧困層の減少、発展の促進
極度の貧困状態に置かれている人々の人口は、1990年の19億人から2015年の8億3600万人に減少した。うち中国の寄与度は7割以上。中国は貧困脱却の模索を続け、経験を総括している。また他国との協力と対外援助により、世界の貧困層削減目標の実現を間接的に支援している…

国際的なテロ対策
習近平国家主席は昨年11月14日、仏パリ同時多発テロを受け、オランド大統領に慰問の電話をかけた。習主席は、「中国はすべての形式のテロに一貫して反対してきた。フランスや国際社会と共に、安全面の協力を強化し、共にテロを撲滅し、各国の国民の生命の安全を守っていきたい」と述べた…