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japanese.china.org.cn | 03. 05. 2017

盲人医療按摩師・曲怡さん 中国医学で「心の目」開く

タグ: 青年 盲人医療按摩師

 

 
曲怡さんは治療しながら外国人にも教えている


1994年、曲さんはすぐれた成績で卒業し、試験に合格して北京按摩医院に入り、晴れて鍼灸・推拿専門の医師となった。曲さんは仕事を通じて、学習を続ける重要性を認識し、長い修業の道を歩み始めた。10年余りの間に、曲さんは、職業大学の社会人教育と本科教育、在職大学院生教育を前後して受け、著名な中国医学の医師である王友仁氏にも学んだ。曲さんは、学習を続けたことで、仕事や生活、子どもの教育などさまざまな面で大きな利益を受けてると語る。

医師として一番大変なのは、精神と肉体の両面の疲労だ。毎日治療しなければならない患者は約20人に及ぶ。患者一人にかかる時間は通常15分ほど。病状が複雑であれば、さらに長い時間がかかる。治療の際には、医師は通常立ったまま、力をこめて施術する。曲さんによると、力は足から出発し、体の関節を通って、最後に手に伝わる。そのため多くの医師が関節嚢腫にかかったことがあり、肩や首の不調に悩まされている。曲さん自身も、毎朝起きると、両足がとても痛い。また医師と患者の関係は普段は穏やかだが、医師の治療に不満を持つ患者にも遭遇する。このような患者は、待ち時間が長かったり、皮膚が青紫になる、治療時に痛みを感じるといった治療効果が現れたりした場合、医師が忍耐強く説明しないとわかってくれない。

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