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japanese.china.org.cn | 03. 05. 2017

盲人医療按摩師・曲怡さん 中国医学で「心の目」開く

タグ: 青年 盲人医療按摩師

 

 
曲怡さんは山東盲人医療マッサージの技術者である


 

教育や交流にも従事

普段の治療のほか、曲さんは、臨床で学生を教える仕事もし、外国人学生の研修を担当したこともある。海外にはこれまで3回行き、アイルランドやセルビア、クロアチアなどの国で中国医学の鍼灸・推拿文化を紹介した。「私たちが海外に行って患者を治療すると、とても歓迎される。クロアチアの協力先の病院などは、私たちを帰らせようとせず、帰国を延期してくれないかと求めてきた」。当時の様子を笑って語る曲さんの言葉や表情からは、誇りが伝わってくる。海外での交流では、英語のレベルや専門技術を大きく高められただけでなく、鍼灸・推拿による治療が外国の患者にも高い治療効果を持つこともわかった。曲さんは、中国医学は世界の宝であり、全人類に幸せをもたらすことができると悟り、さらに自信を持つようになった。一方で、国外の治療方法も、中国での治療効果の向上に使うことができることを知った。例えばクロアチアでは、現地の病院で先進的な物理療法機器を見学し、水療法や熱療法などの新型療法があることを知った。帰国後、この水療法のやり方を自分の勤める病院の小児科に紹介した。使用はすでに始まり、臨床で高い効果を発揮している。

治療や教育、研究などで忙しい曲さんだが、家庭のための努力も敬服に値する。曲さんの家庭は去年、「全国五好文明家庭」に選ばれた。曲さんはこれについて、「母は以前、父方の祖母を亡くなるまで熱心に世話していた。それが私にとっては手本になっている。義母との関係もとても良い。子どもは、自立し、粘り強く、社会に有用な人になるよう教育している」と語った。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月4日

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