文化授業を受ける障害者芸術団のメンバーたち
聴力障害を持つため、ダンサーが動作を音楽に合わせるには普通の人以上に努力しなければいけない。幼い頃に聴力を失った邰麗華氏はその難しさをよく知っている。邰麗華氏は、「動作を覚えることは聴覚障害を持つ子供にとって大きな試練。健常者は音楽を聴きながら覚えることができるが、彼らは先に音楽のリズムを心に刻んでから動作を練習するしかない。手話講師が音楽のリズムを役者に伝える。例えば、どこが8ビートの弱拍か、どこが強拍か、彼らが音楽のすべてのリズムを覚える手助けをする。ステージでは2人の手話講師が両側に立ち、パフォーマンスを指揮する」と述べた。
練習のコツについて、邰麗華氏は「コツなどない」と笑いながら首を振り、「多くの人が聾啞者の踊りの練習は難しいと思っているが、私たちにとっては習慣になっている。踊りを覚える唯一の方法は覚えて、さらに覚えること。同情の目で見るのでなく、美しい心で私たちの公演を見てもらいたい」と話した。