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japanese.china.org.cn |15. 06. 2019

西沙中建島を守る海軍兵士の「五彩の世界」

タグ: 西沙中建島 海軍兵士

「西沙の黒」

 

 上等兵の張偉さんは家族とビデオチャットをする際にフィルタを使用する。「日焼けしすぎているため、母親が悲しむ」と話す。

 

 島で最も日に焼けている兵士は張偉さんではなく、洪咏春さんである。洪咏春さんの肌は、チョコレートを塗ったように黒く光っている。

 

 強い紫外線の下で、兵士は長年にわたり実戦訓練を行い、黒は兵士の基本色である。兵士の全員が『西沙黒』という曲を歌える。「黒は西沙の英雄らしさ、黒くない人は恥ずかしい」という歌詞で、黒はここで勤務する兵士の男らしさの象徴で、軍を愛し訓練に励む彼らの独特な美しさである。

 

 油機班の班長の張凱さんは18歳でこの島に来た。班長の王禄藩さんは彼を呼び、真っ黒な機械油を額につけ、「中建島へようこそ」と言った。

 

 張凱さんは特殊な入営式と成人式のことを永遠に忘れない。彼は最も汚く騒音が大きい油機班に残り、毎日、迷彩服の油汚れをディーゼルオイルで洗い落としている。


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