鎮江上隍駅は鎮瑞鉄道支線の小さな駅で、乗り降りする乗客はおらず、1人の当直員が通過する列車に信号指示を出し、設備の不具合が発生した際の応急措置、線路工事の際の臨時管理も担当する。
今年39歳の左達華さんは3人の同僚と交代で上隍駅に勤務し、一人で12時間勤務する。列車が駅を通過するたびに、当直員は規定に基づいて閉塞作業を行い信号を作動させ、運転手と確認し合う。
この小さな駅にあるのは20平方メートルほどの部屋、1人の当直員、1台のコントロールパネル、1つの机、コップ、記録帳、ペン、自分の食事だけである。
左達華さんは、「上隍駅に旅客はおらず、私たちの仕事はあまり知られていないが、鉄道の安全保障に欠かせない部分だ」と話した。
春運(春節帰省ラッシュ)では、これらの鉄道作業員が静かに職責を全うし、平凡な中で鉄道の安全を守り、旅客に温もりと無事を届けている。