武漢大学中南医院の章軍建副院長は感染症大流行という大事な時期に、この最大のコンテナ医院の院長に任命された。
1カ月前、彼は記者を連れて院内を案内したとき、忙しく焦った様子だった。1カ月に記者と再会すると、章院長は穏やかな表情で「ようやく一息つける」と素直に述べた。
章院長は記者に対し、「2月7日に患者を受け入れ始めてから、全国各地から来た15チームの医療支援チームが第一線で戦い、患者の死亡ゼロ、医療スタッフの感染ゼロ、事故ゼロ、進駐スタッフのクレームゼロ、回復者の再発ゼロを実現した。患者の満足度は99.4%に達し、安全なコンテナ、調和のとれたコンテナを形成し、本当の意味での感染ピーク期の生命のコンテナになった」と述べた。
感染症流行ピーク期、毎日3000人以上の患者のベッドが必要で、ベッドが足りず患者受け入れ先がないという問題に直面していた。
章院長によると、コンテナ医院はこのような背景下で建設され、対応が非常に速かったため、多くの患者に受診と入院の条件を創出し、効率的な資源配分と応急保障を通して感染症流行のピーク期に有効的に対応し、早急な受け入れ・治療というニーズを満たすことができた。
武漢市のコンテナ医院は2月5日に患者受け入れを開始してから33日間で、新型コロナウイルス肺炎の軽症患者1万2000人以上を治療した。現時点で、14軒のコンテナ医院のうち11軒が休みに入った。
武漢市の1日の新規病例数は数十例に減少している。国家衛生健康委員会医療管理サービス指導センターの担当者は、「続いて、我々は残りのコンテナ医院の縮小と休院を段階的に実施し、3月10日頃に全コンテナ医院を休みにする方向で進める。現在、指定病院のベッドに1万台近くの空きがあり、流行状況の変化に伴い、指定病院での治療を優先する」と述べた。
章院長は、「結果を見ると、コンテナ医院の患者数は減少し、退院者は増加している。武漢の感染症抑制に合わせ、感染流行に有効的に対応するために効果を発揮し、政府のニーズと庶民の期待を満たした」と話した。
医療スタッフは無私の精神で怖れず、団結し、背景・文化・専門の差を乗り越えて迅速に融合した。彼らは情熱を持ち、全力で任務を行い、医療スタッフの貢献と役割を示した。
防護服には無数の患者からの感謝のメッセージが書かれている。院内では多くの患者がボランティアとなり、医療スタッフの不安や困難を取り除いた。時間ができると、広場舞の音楽が聞こえ、図書コーナーには本の香りが漂い、生命のコンテナは愛に溢れている。
「春がやって来た。私たちが完全勝利する日はまだ遠いのだろうか」。ある患者はコンテナ医院の感想についてこのように記した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月9日