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japanese.china.org.cn |30. 06. 2021 |
党員、張桂梅さんの話
張桂梅氏(新華社記者・陳欣波撮影)
私に求めるものがあるとするならば、それは私の仕事だ。私に希望があるとするならば、それは私の学生だ。私に原動力があるとするならば、それは党と人民だ。
ーー雲南麗江華坪女子高級中学党支部書記、校長、華坪県児童福利院(華坪児童之家)院長の張桂梅氏
「七一勲章」授与式が29日、人民大会堂で盛大に行われた。張桂梅氏が再び栄誉を手にし、「七一勲章」受賞者になった。彼女はか弱い体で山奥の女性に夢を与え、彼女たちの人生を変えた。張さんの素朴な言葉に耳を傾け、彼女の力の源に迫ろう。
「私は張桂梅です。私の願いは山奥の女性が勉強し、勉強により自分の運命を変えることです」
「私は大理で多くの肉を食べることができました。民族中学に来て初めて貧困とは何かを知りました。私は賃金を分け与え、肉を食べられなくなりました。学校の教員からは、禁煙する人は知っているが肉を断つ人は知らないと言われました」
張さんは70年代に姉と共に、故郷の黒竜江省から雲南省を訪れ、辺境建設を支援した。大理喜洲一中、華坪県中心中学、華坪県民族中学で教鞭をとった。
張さんは山奥の貧困、男尊女卑の時代遅れの観念からショックを受けた。徐々に「無料の女子高を作り、山奥の女性が勉強し、1家3世代の運命を変えられるようにする」という夢を抱くようになった。
「創立からたった半年で17人の教員のうち9人が辞職しました。残された8人の教員のうち6人が共産党員でした。私はふと、未来は明るい、党員は学校の希望だと感じました」
学校の創立当初、さまざまな条件が整わず、多くの教員が辞職を選択した。張さんは大きな衝撃を受けた。しかし張さんは資料を整理する際に、残った8人の教員のうち6人が党員であることを知り、大きな自信を持った。「党員がいれば、この貧困扶助の陣地を失うことはない」
「彼女たちを送り出すのが私の夢です。彼女たちが山奥から出て遠くに行けば、それだけ多くのことを学べるようになります。これは社会、一般人、全人類への貢献につながります。これが私の夢です」
女子高の創立から十数年に渡り、張さんは心身共に、山奥の女性に外の世界を見せるため取り組んだ。彼女たちの中には浙江大学、厦門大学、四川大学などに合格し、よりハイレベルな教育を受ける人がいる。大学卒業後に解放軍、警官、科学研究者、教員、医師、労働者になり、各自の職場で輝きを放つ人がいる。女子高に戻り、学校に恩返しをする人がいる。中には張さんのように共産党員になり、同じく多くの人を助けようとする人がいる。
「華坪女子高は今や受験生の全員が常に合格ラインを上回っています。これは継続によるものです。この二文字は言うは易く、行うは難しです。継続の原動力は信仰、共産党人の信仰から得られます」
張さんは骨腫瘍、リウマチ、肺線維症などを患っており、毎日薬を大量に飲まなければならない。両手には痛み止めがびっしりと貼られている。全身に病を抱えながら、健常者よりも苦しみに耐えられるのはなぜかと理解できない人もいる。ところが張さんは「私を支えているのは、共産党員の初心と使命だ。私はこの大地を前にしても恥ずかしくならない」
張さんは信仰から前進を続ける力を得て、すべての困難を克服し、1800人以上の山奥の女性の夢を支えた。今年は新たに150人の学生と共に受験会場を訪れ、彼女たちを応援した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年6月30日