杭州アジア競技大会・パラ大会のカーボンニュートラルに関する記者会見で明かされた情報によると、杭州アジア競技大会・パラ大会の温室効果ガス排出量は88万2900トン、グリーン電力使用による温室効果ガス排出削減量は2万2000トン、社会寄付を受けたカーボンオフセット指標は109万9900トンと算定され、大会史上初のカーボンニュートラルを実現した。
杭州アジア競技大会・パラ大会のカーボンニュートラル作業は複数の「初」を実現した。開閉幕式で初めて実際の花火の代わりに「デジタル花火」を使用。メイントーチの燃料に初めてメタノールを使用し、二酸化炭素循環利用を実現。選手村低炭素アカウントを初めて開設。大型イベントのカーボンニュートラル・デジタル記念メダルを初めて発行。『アジア競技大会グリーン健康建築設計ガイドライン』などの規範を初めて作成。複雑な状況におけるビルのデジタル知能低炭素運行策略を初めて作成・使用。大型イベントのカーボンニュートラル管理プラットフォームを初めて設置。全競技場でのグリーン電力供給を史上初めて実現。
競技場については、杭州アジア競技大会・パラ大会の56施設の競技場のうち、新設されたのはわずか12施設で、建設に新材料、新技術、新工芸を広く使用した。交通の面では、接客、乗り継ぎ、物流などの車両に新エネルギー車を優先的に採用。運営の面では、競技場臨時施設と大会器材はレンタルという形式、またはリサイクル可能な材料を使用。選手村の部屋のコップやハンガーは分解可能な麦わら素材を採用。選手村で回収した紙皿と牛乳パックは57トン、その他の価値の低い廃棄物は92トン、再生可能な紙は89万3400トンで、一部を低炭素イベント記念品の扇子に再生。スタッフとボランティアのコスチュームの生地は再生可能な素材を採用した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年12月8日
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