幸せな家庭の新ビジョン　冬牧場で団らん

馬を引いて冬の牧場を歩く哈布得拉什麽さん（11月29日） 

　毎年11月下旬から12月上旬は中国の新疆ウイグル自治区のカザフ族牧畜民が冬の屠殺を行う時期である。現在、塔城地区裕民県南部の巴爾魯克山冬牧場の大部分は雪に覆われている。牧畜民の巴哈提さんと夫の哈布得拉什麽・努素普别克さんは、貴重な天気のいい日に友人を呼び、冬の屠殺を一緒にすることにした。

　冬の屠殺の時、牧畜民は冬を越す食料として肉付きが良い家畜を選び、家族で1年の苦労の成果を味わい、冬のエネルギー補給をする。また、これは牧場での団らん、コミュニケーションをする重要な時でもある。賑やかな団らんが終わると、冬牧場は再び静かになる。この一家は幸せな生活を送るために、また苦労しなら働き、歩んでいく。