ある大陸部の業者は人気ドラマ「繁花」によって多くの利益を上げている。販売に適したさまざまな手段により、作品中で描写されるライフスタイルを再現している。本作は1990年代に上海で裸一貫で億万長者になった阿宝のストーリーだ。中国経済は当時、急発展期にあった。このテレビドラマは放送後、全国の(特にロケ地の上海の)視聴者から好評を博している。現地の市民は挨拶代わりに本作を見たかと聞くという。15日付香港紙「南華早報」が伝えた。
上海で有名な和平飯店は重要なロケ地の一つだ。この上海の外灘に位置するホテルは本作の人気を利用し、ドラマに登場したものと同じ1460元のコース料理を提供している。同ホテルのスタッフによると、この料理は毎日20セットの提供で、すでに多くの注文を受けているという。ホテルはさらに作中の阿宝(宝総)公司に使われた部屋を「繁花スイートルーム」と改名した。1泊の宿泊料金は1万5930元から1万6888元に上がり、1月上旬はすべて予約で満室だという。
このブームは外食及び宿泊業に留まらず、食品企業及び観光業者などもその成功から商機を見出している。ファンは主人公が着用しているスーツが、浙江省寧波市の仕立て屋で作られたことに気づいた。寧波市の仕立て屋に問い合わせが殺到した。人々は同じスーツを入手したいと切に願っている。
SNSでは、「私は2000年生まれで90年代の上海の様子を知らないが、本作は両親のこの都市の過去に関する描写と非常にマッチしている」とのコメントがあった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月16日
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