中国は今月14日、スイス、アイルランド、ハンガリー、オーストリア、ベルギー、ルクセンブルクの6カ国にビザ免除措置を試験的に導入すると発表した。
ビザ免除は国際観光客の訪中旅行の需要を刺激した。オンライン旅行プラットフォーム「携程」のデータによると、今月16日までの今年のインバウンド観光の全体的な受注は前年同期比で3倍以上増え、2019年同期比で約5割増えている。
中国のビザ免除の魅力が顕在化している。多くの欧州の観光業従事者や一般人が「環球時報」に、中国への「憧れ」を示した。ラトビアの大学生(女性)のアナスタシアさんは、「中国が私たちの国もビザ免除にしてくれるならきっと訪中する。中国の文化と歴史的建造物に最も興味があり、中国の農村も訪れてみたい」と述べた。
実際には、海外の観光客を集め、もてなすことは容易ではない。旅行会社の職員によると、欧州の一部の国は不況で物価上昇率が高く、観光への支出を減らしているという。「訪中旅行にお金を出せる人は多くない」長期的に欧州の旅行市場と関わっているドイツ観光局北京事務所の李朝暉首席代表は、「欧州の観光客にとって、ビザ免除は特に朗報だ。ビザ免除は手間が省け、1人あたり100ユーロ以上の手数料を節約できる。これは欧州の家庭にとって魅力的だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月22日