西蔵林芝市　農村振興の道を行く若者

 4月2日、ドローンで撮影した林芝市波密県傾多鎮

 　林芝市波密県傾多鎮古通村にある桃花谷は、花見スポットとして人気を集めている。洛松頓珠さんはここに西蔵式民宿をオープンした。

 　1990年代生まれの洛松頓珠さんは、22歳の頃に雲南省で退役し故郷に戻り、松茸や薬材のビジネスを始めた。 

　波密県の桃花谷の人気に伴い、村を訪れる観光客が増え、洛松頓珠さんは民宿を開こうと考えた。

 　2020年、洛松頓珠さんは低金利借款政策を通して資金を調達し、13人が宿泊できる民宿を建設した。2021年、民宿をオープンさせた洛松頓珠さんは、誠意ある経営で信頼と評判を得ていき、元金と利子はほぼ回収できたという。 

　現在は交通が便利になり、桃の花を見に訪れる観光客が増え、洛松頓珠さんは「村の人にも一緒にやってもらいたい」と今後に自信を示した。 

　洛松頓珠さんは西蔵に戻り起業した若者の代表であり、その若さで西蔵の物語を綴っている。 新華社記者 丁汀撮影