第33回夏季オリンピック競技大会(以下「パリ五輪」)が現地時間7月26日に開幕する。開幕まで残り101日となった現地時間4月16日午前、パリ五輪の聖火の採火式が五輪発祥の地、オリンピア遺跡の競技場とヘラ神殿で開催された。聖火リレーがその後始まり、パリ五輪が100日のカウントダウンに入った。
採火は五輪の伝統的で神聖な儀式であり、五輪の前奏でもある。この儀式は人類のため神から火種を盗んだプロメーテウスを記念し、火を象徴とし人類が一致団結するという積極的な価値観を示す。1936年のベルリン五輪より、五輪開幕数カ月前になるとギリシャのオリンピア遺跡でこの神聖な儀式が行われている。古い五輪精神と現代文明をしっかりつないでいる。
日程によると、聖火はギリシャで9日のリレー後、4月26日にギリシャの首都アテネで引き渡される。聖火はその翌日にギリシャを離れ、地中海を渡りフランスのマルセイユに向かい、現地時間5月8日よりフランスで2カ月余りのリレーが行われる。聖火はフランスの64都市と12の地域圏をめぐる。フランス五輪委員会は聖火リレーにより全世界に向け、フランスの豊富な文化遺産、美しい自然景観、悠久な歴史、壮大な名所旧跡、文化・伝統をアピールしようとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年4月17日