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夏休みの海外留学市場に変化、東南アジアの値下げが顕著

中国網日本語版  |  2024-06-07

夏休みの海外留学市場に変化、東南アジアの値下げが顕著。

タグ:海外留学市場

発信時間:2024-06-07 14:25:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

夏休みまで1カ月を切り、海外留学市場の予約が締め切りを迎えている。「北京商報」の記者が6日、複数の旅行会社及びオンライン旅行プラットフォームを調べたところ、今夏最人気の留学先は英国で、一部の旅行会社では人数が倍増している。価格について、東南アジア留学ツアーの価格が低下する一部で、一部の欧米ツアーは現地の観光資源の値上がりにより上昇している。国内観光客は現在、留学先の選択時により自発的になっており、その体験性と没入感をより重視している。

6人遊創業者兼CEOの賈建強氏は、「海外留学の需要は年々増加している。当社の今年の留学ツアー数は200組前後で、前年より30%増加している」と述べた。

衆信教育遊学・研学の責任者である于会青氏は記者に、「今年の海外留学先のうち英国と米国が特に人気だ。当社は英国5組、米国2組の留学ツアーを組み、1組の人数は20人前後。7組すべての参加者が揃い、その人数は前年同期比で倍増した」と述べた。

中青旅遨遊旅行研学部の総責任者である韓飛氏は、「利用者の集まり具合を見ると、欧州留学が大きくリードしている。レジャー観光の色合いが強い留学ツアーは、ギリシャ、フランス、ドイツ、イタリアなどより多くの国に渡る」と述べた。

欧米市場が人気を集める一方で、東南アジア留学の人気も衰えていない。賈氏は、「中国の留学市場は需要が旺盛で、欧米留学が徐々に回復しながらも東南アジア留学から分散していない。シンガポール留学を例とすると、ビザ免除と言語の強みがあり、移動距離がさらに短く割安だ。これは学生や保護者にとって負担が少ない」と述べた。

今年に入り国際線の運航が徐々に再開され、夏休み中の海外留学ツアーの価格が下がっている。去哪児の留学担当者によると、今夏の東南アジア研学ツアーの価格は前年同期比で3-4割下がっており、日本、インドネシアのバリ島、タイの5日間留学ツアーは1人平均で4000元ほど下がっている。賈氏も、シンガポール留学の全体的な価格が下がっており、前年同期比で約15%低下していると述べた。

英国及び米国留学の価格もやや下がっている。上述した去哪児の担当者は、「昨年の夏は、航空券を含まない英国及び米国留学ツアーの価格はいずれも4-5万元だった。今夏は航空券込みでも3万5000元から4万元だ」と述べた。

賈氏は、「価格低下は市場が理性を取り戻していることを意味する」と述べた。

しかし一部の旅行会社の留学ツアーの価格が、前年同期比でやや上がっている。ある大手旅行会社の留学担当者は、「今年の英国及び米国のキャンプ料金はいずれも30%超上がっている。域外大型バスの料金もほぼ倍増しており、食費は全体的に6割ほど上がっている。具体的に見ると、域外で多くの自動車メーカーがコロナ禍で倒産し、多くの大型バスが転売されるか差し押さえられた。また域外の多くのサービス業者とガイドが職を変え、就業者が減少している。これにより現地サービス関連の観光資源が大幅に減少し、価格も上がっている。また食費も物価高で上がっている」と述べた。

2024年パリオリンピックが、夏休み中の7月26日に開幕する。韓氏は、「五輪の影響を受け、パリの大型バスの料金は600-800元上がり2000元前後となっている。パリの観光税もやや上がった」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月7日

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