中国軽工業連合会が発表した統計によると、今年1〜4月の軽工業の営業収入は約7兆元で前年同期比2.6%増加し、利益は4112億元で同20.8%増加した。軽工業は引き続き回復傾向にあり、工業経済の安定した発展を大きく支えた。

　生産が回復。今年1〜4月の一定規模以上軽工業の付加価値は前年同期比5.9%増加し、伸び率は全四半期より0.1ポイント拡大。国家統計局が統計した91種の主要軽工業製品のうち71種で生産量が増加し、増加幅は78％となった。

　利益が引き続き改善。今年に入り、軽工業の営業収入は安定して回復し、収益性は向上している。今年1〜4月の営業収入利益率は5.9%で、前年同期比0.9ポイント上昇。軽工業の利益の増加幅と利益率はいずれも同時期の一定規模以上工業および製造業の水準を上回った。

　市場が安定して向上。国内の消費需要の改善、市場の活性化に伴い、軽工業消費財市場は安定して成長している。今年1〜4月の軽工業11類の商品小売額は2兆4494億元で、社会消費財小売総額の15.7%を占め、前年同期比5.0%増加し、社会消費財小売総額の伸び率0.9ポイントを上回った。

　輸出が増加を維持。今年1〜4月の軽工業全体の輸出額は約2929億ドルで、全国の輸出総額の26.6%を占め、前年同期比で3.5%増加した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年6月10日