中国国家林業・草原局生態保護修復司一級巡視員の郭青俊氏は北京市で14日、「計算によると、中国の現在の森林と草原によるカーボンシンクは年間12億トン以上で世界一だ」と述べた。
郭氏はさらに、「専門家の予測によると、中国が2060年に不可避な炭素排出はCO2換算で約25億トンだが、森林及び草原がその半分以上を吸収・固定できる。森林及び草原のカーボンシンクはカーボンニュートラルの目標達成のバラストで、かけがえのない力を発揮している」と続けた。
郭氏は森林・草原生態系のカーボンシンク能力の強化について、▽森林及び草原の面積を拡大し、その炭素プールを増やす▽森林及び草原資源の質を高め、カーボンシンクを増やす▽森林及び草原資源の保護を強化し、炭素プールの損失を減らす▽木・竹代替プランを実施し、生物の炭素固定効率を高める――とまとめた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年8月15日