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japanese.china.org.cn |23. 08. 2024

七里刺繍の伝承人 先祖の手工芸を受け継ぐ

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中国網日本語版  |  2024-08-23

田東県義圩鎮の七里刺繍基地で、完成した刺繍作品を見る淩漫麗さん(8月20日)

広西チワン族自治区百色市田東県義圩鎮朔晩村に暮らす淩漫麗さんは、「私は子供の頃に祖母から刺繍を学び、その後に叔母たちからも学んだ。学びながら革新し続け、七里刺繍を基礎にこれまでに12種の工芸品を創作した。七里刺繍をこの地域以外の多くの人に広めたい。また、学校の子どもたちにも知ってもらい、祖母たちの手工芸を受け継いでいきたい」と話した。

七里刺繍は田東県義圩鎮の民間に伝わる手工芸品で、広西チワン族自治区級無形文化遺産にも指定されている。現地の伝統で、女性は嫁に行くときに夫婦の部屋の暖簾と枕カバーに刺繍し、年長者に刺繍入りの靴を贈ることになっている。また、子供が生まれた時や、実家からの贈り物も刺繍入りのサスペンダーや枕などを用意し、祝福の意味を込める。

1986年生まれの淩漫麗さんは田東県の七里刺繍の無形文化遺産伝承人である。七里刺繍ブランドを構築し、この手工芸品の販路を開拓するため、彼女は長年研究し、うちわ、香袋、キーホルダー、自動車のアクセサリーなどの刺繍工芸品を開発し、SNSで販売している。彼女の作品は購入者から高く評価されている。

義圩鎮で、淩漫麗さんは女性に刺繍を教え、200人以上の収入増加を後押しした。その中で、刺繍の達人になった人も多い。 新華社記者 周華撮影

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