注目の中国国産大型旅客機「C919」の交付イベントが28日夜、上海で行われた。中国国際航空公司と中国南方航空公司は中国商用飛機有限責任公司総組立製造センター浦東拠点で、同時に1機目のC919を交付された。これはC919が間もなくマルチユーザー運航の新段階に入ることを意味する。
説明によると、中国国際航空の1機目のC919は航続距離延長型で、2クラス・158席(ビジネスクラス8席、エコノミークラス150席)。南方航空の1機目は航続距離標準型で、3クラス・164席(ビジネスクラス8席、明珠エコノミークラス18席、エコノミークラス138席)。同日交付されたこの2機はいずれもカスタマイズされた客室座席などの設備を搭載。すべてのクラスに個人充電用コンセントがあり、便利で快適な機内体験を提供する。
中国商用飛機は現在までC919を9機交付している。国産大型旅客機は中国東方航空公司、中国国際航空、南方航空の中国3大航空会社をカバーしている。
C919大型旅客機は中国が初めて国際航行耐空基準に基づき独自に開発した、独自の知的財産権を持つジェット式幹線機だ。C919はすでに国内外のエアショーで展示されており、現在まで中国香港、新疆、東南アジアなどの各地でデモ飛行を行っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年8月29日