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japanese.china.org.cn |10. 09. 2024 |
貴州省の山奥の「小さい学校」で児童の夢を守る教員
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中国網日本語版 | 2024-09-10
授業後に家が遠い児童を送り届ける孟栄達先生(9月5日)新華社記者 楊文斌撮影
貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州従江県西山鎮にある中寨教室は「小さい学校」で、今年59歳の孟栄達先生はここに勤務する正式で唯一の先生である。今学期、幼児クラスの児童23人と1、2年生の児童17人がここで学んでいる。
孟栄達先生は1985年に黔東南民族師範学校を卒業し、複数の小学校で教鞭をとった。2015年、中寨教室に勤務していた教員の異動が決まり、教育部門は田舎の小学校に長期勤務する教員として孟栄達先生を中寨教室に赴任させた。
中寨教室は山奥のヤオ族村にあり、入学してくる児童は標準語を話せないため、孟栄達先生は自分で学んだヤオ語を交えて2つの言語で授業をし、漢字と標準語を教えている。
この39年間、孟栄達先生は田舎の教育の第一線で真面目に勤務してきた。中寨教室で、彼は先生というだけでなく、児童の「世話係」でもあり、日常の文化、体育、音楽などを教える以外に、学校の栄養食事管理や安全などの作業も担い、僻地の田舎で子供たちが田舎から羽ばたいていくのを見守ってきた。
来年秋、孟栄達先生は退職する。彼の最大の願いは、若い教師が引き継ぎ、子供たちが家の近くで教育を受けられるように教室が存続することである。