国家発展改革委員会社会発展司と国務院婦女児童工作委員会弁公室はこのほど共同で、「中国児童友好都市発展報告書(2024)」を発表した。報告書によると、現在すでに全国の93都市が国家児童友好都市建設の範囲内に入っており、31省・自治区・直轄市を網羅。「身長100センチ」の目線で社会政策を制定・実施し、公共サービスを健全化・改善する地方が増えている。
中国は児童人口大国だ。0−17歳の児童は現在約3億人で、全国の総人口の約5分の1を、世界の児童人口の約8分の1を占めている。
中国マクロ経済研究院社会所の魏義方副研究員は、「児童友好都市の建設推進は、人々の美しい生活への期待を担う。一部の都市は近年先に試験的に取り組み、児童優先発展を経済・社会発展の全過程及び都市計画・建設・ガバナンスの各部分に落とし込もうと試み、一定の成果を手にした。しかし児童公共サービス体制のカバー範囲の不足や、社会参画の不足といった問題も存在する。国レベルで児童友好都市の建設を推進し、各分野の児童友好行動を全面的に実施することは、児童友好の理念を全社会の普遍的な共通認識にする上で有利であり、中国式現代化の建設に向け時代の新人を育成する」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年11月21日