報道によると、米国の多くのネットユーザーが中国のソーシャルアプリ「小紅書」に移り、自らを「TikTok難民」と称している。これらのネットユーザーは中国文化への好みを示し、中国人ネットユーザーから温かく歓迎されている。北米アップルApp Storeのデータでは、小紅書がダウンロードランキングの首位となった。「TikTok難民」関連の動画を検索すると、総アクセス数は2億2000万回で、500万件弱のコメントが寄せられている。
バイデン米大統領は2024年4月、TikTokの親会社バイトダンスが270日内にTikTok事業を売却しなければ、1月19日より同アプリの使用を禁止するという内容の法案に署名した。禁止が迫る中、米国のネットユーザーは新たな交流の場を求め、小紅書に移っている。ネットユーザーのライアン・マーティンさんは、「私たちは中国文化が好きで、代わりのプラットフォームを求めている」とコメントした。中国人ネットユーザーは彼らを歓迎している。
米国人ネットユーザーは小紅書で音楽、ダンス、ペットなどのコンテンツを共有し、自ら中国語字幕を用いて中国人ネットユーザーに尊重を示している。これに対して、中国人ネットユーザーは「米国人ユーザーの急増に驚いた」と言いつつも、すぐにその状況に順応し、「一緒に中国の春節を楽しもう」と彼らに歓迎の意を表している。
コメント欄では両国のネットユーザーが賑やかに交流している。例えば、ある米国人ネットユーザーは日常生活をシェアし、中国語をマスターしたいと述べた。そして、多くの中国人ユーザーは、双方が小紅書で「出会った」ことの喜びを表現するために面白いイラストを投稿している。
米国は近年いわゆる国家安全を理由にTikTokを禁止すると脅迫している。米主流メディアは米国人ネットユーザーが小紅書に身を寄せる現象を広く伝えている。
CNNによると、TikTokユーザーは小紅書に移ることで米政府に不満を表している。あるテネシー州のネットユーザーは、「米政府がTikTokを禁止する理由が分からない。小紅書が文化を跨ぐ交流の貴重な場になることを願う」とコメントした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年1月16日
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