有人宇宙船「神舟19号」の乗組員の蔡旭哲氏、宋令東氏、王浩沢氏による宇宙出張が満100日となった。3人は1月29日に軌道上で巳年の春節を迎え、年越しムードを感じられる、仕事と休息のバランスが取れた祝日を送った。各種作業が順調に進んでいる。

中国人が宇宙ステーションで春節を迎えるのは4回目。春聯を貼り、「福」の字を飾り、年越し料理を味わう。これは宇宙での年越しに不可欠なイベントだ。彼らは全国人民に新春の祝意を届け、娯楽活動を楽しんだ。家族や親友とビデオ通話を行った。

同時に宇宙ステーション業務管理などの日常的な作業と、各種宇宙科学実験・試験も秩序正しく行われている。

宇宙医学実験で、宇宙飛行士は血液サンプル採取や冷凍保存などを終えた。地上の科学研究者は血液サンプルを利用し、長期的な宇宙飛行による骨関連の生理学的システムの変化の特徴及び法則や、宇宙特殊飛行環境の人体の遺伝子発現調節への影響メカニズムなどの多くの研究を行う。

乗組員は関連設備及びソフトウェアを用い、行動学試験及び精密動作制御関連試験を行った。試験データは、重力の視覚的運動情報加工プロセスへの影響や、微小重力下での精密動作制御の変化の法則及び認識メカニズムの探究に用いられる。

宇宙飛行士の心理及び行動能力の研究について、乗組員は軌道上感情状態テストや緊急意思決定能力評価などのプロジェクト関連作業を完了した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年2月11日