「インバウンド観光が活況を維持」今年の政府活動報告は「インバウンド消費拡大を促進」を活動任務とした。
王毅外交部長の「ビザ免除措置の対象国がさらに拡大する見込みだ。中国旅行は引き続き世界の新たなトレンドになる」という発言は、インバウンド観光をさらに盛り上げた。
中国は2023年末より144時間トランジットビザ免除措置の適用範囲を拡大している。38カ国を対象にビザを免除し、54カ国のトランジットビザ免除滞在期間を240時間に延長した。同時に決済の利便性向上などの関連措置も講じた。
中国訪問のハードルがさらに下がり、インバウンド観光市場の熱を高めた。2024年のビザ免除入境外国人は前年比112.3%増の2012万人。「China Travel」が持続的にSNSの話題となった。
中国人民政治協商会議全国委員会(全国政協)委員、春秋航空会長の王煜氏は、「インバウンド観光の持続的な活況は、消費及び産業高度化の二重効果を生み、交通、宿泊、飲食、小売などの関連川上・川下業界の成長をけん引している」と述べた。
昨年末には「金曜日の仕事後に中国へ」が新たなブームとなった。韓国の若者は上海を訪れ、火鍋、羊肉の串焼き、焼き小籠包を食べ、新天地、外灘、豫園、田子坊を散策した。
世界無形文化遺産に登録されてから初の春節の長期連休中、中国のインバウンド観光客は前年同期比で150%増加し、同期としては過去最大となった。同期に銀聯と網聯が処理したインバウンド客決済取引件数は前年同期比124.54%増。多元的な消費シーンはインバウンド消費の増加を力強くけん引し、経済の活力を引き出した。
全国政協委員、中国観光研究院長の戴斌氏は、「新たな需要は新たな供給をけん引し、新たな供給は新たな需要を生み出す。観光業は繁栄の新たな段階に向かっている。便利に訪れ楽しく観光できるようにすることで初めて観光客をリピーターにし、観光消費の潜在力を効果的に引き出すことができる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年3月13日
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