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青海省最大の流域間導水プロジェクト、29年の建設を経て全面稼働へ

中国網日本語版  |  2025-06-30

青海省最大の流域間導水プロジェクト、29年の建設を経て全面稼働へ。

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発信時間:2025-06-30 14:42:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

青海省水利庁は29日、同省の「一号水利工程」である引大済湟プロジェクトのサブプロジェクト「北幹渠第一期工事」が同日完工し、検査に合格したと発表。これは青海省最大の流域間導水プロジェクトである引大済湟プロジェクトが、29年の建設期間を経て全面的に完工し検査を終え、フル稼働状態に入ったことを示している。

黄河の一級支流である湟水河は青海省の「母なる川」であり、その流域は西寧市と海東市をカバーしている。湟水河流域の人口は青海省の65%、耕地は同省の約71%、一定規模以上の工業企業の総生産高は同省の約68%を占める。しかし、水資源は青海省全体のわずか3.4%に過ぎず、流域内の人口、生態、耕地などの資源および発展構成との開きが大きい。

引大済湟プロジェクトは青海省の「一号水利工程」で、1958年に構想が始まった。1996年から建設が始まり、2023年に全線通水を実現。青海省水利史上で投資額と規模が最大の民生プロジェクトで、工期が最長で施工難易度が最も高い大型流域間導水プロジェクトであると同時に、青海省で建設規模が最大で総合的な効果が最も広範な戦略的導水プロジェクトでもある。同プロジェクトの投資総額は146億3400万元、年間総供給水量は5億2600万立方メートル、総制御灌漑面積は約6万7000ヘクタール。完成後、引大済湟プロジェクトの給水量は青海省東部都市群の給水区域における水使用量全体の70%を占め、300万人以上に恩恵をもたらす。湟水北岸の約6万6700ヘクタールの乾燥地は水田に変わり、現地の「天候任せの農業」という歴史を変えることになる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年6月30日

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