農業近代化の基盤となるのは種子だ。自らの手で中国の種子をしっかり握ってこそ、国民の食卓を安定的に支え、食糧安全保障を実現できる。
農業の中核技術開発支援やバイオ育種などの重要プロジェクトの下、中国の水稲・小麦の種子科学技術は近年、新たな突破を遂げ続けている。品種更新に力強い技術的支援を提供しており、世界をリードする水準にある。
中国の水稲育種は近年、収量の増加だけでなく、耐虫性品種、インディカ・ジャポニカ交雑稲品種、良食味米品種の開発においても世界トップ水準を維持している。
中国農業科学院作物科学研究所の劉録祥党委書記は、「中国の二大主要穀物作物である水稲と小麦の品種は、自給率100%を達成しており、いずれも独自の知的財産権を有する品種だ」と述べた。
中国の主要穀物作物は現在、ほぼ全て優良品種が普及している。農作物独自育種品種の作付面積の割合は95%以上。農業農村部は最近、次の段階に優良種子企業の育成・強化と、企業主導の産学研(産業、大学、研究機関)融合深化に力を入れる方針を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年7月4日
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