中国では生活水準の向上に伴い、国民の健康が国家レベルの重要な関心事となっている。中国農業農村部の韓俊部長は全国両会(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)の期間中、「脂質を減らし、豆類を増やし、乳製品を増やす」という食事に関する提言を発表した。
全人代代表、北京の老舗飲食ブランド「都一処」の経営者で、国家級無形文化財「都一処シュウマイ製作技術」継承者の呉華侠氏は、業界での20年以上の経験と東洋と西洋の食文化に対する観察を踏まえて、自身の見解を述べた。
呉氏は、韓部長の提言は非常に適時かつ民生に即したものだと考えている。一部の国民には現在、脂質、塩分、糖分の過剰摂取の傾向があり、いくつかの現代的な健康問題が生じているとした上で、「脂質を減らす」ことは喫緊の課題だと指摘した。
呉氏は「豆類を増やす」について、大豆の栄養価と中国の食文化における重要な位置づけを特に強調した。「大豆タンパクは吸収しやすい良質なタンパク質だ。中国五千年の食の歴史において、豆乳や豆腐などの大豆製品は、人々の重要な栄養源であり続けてきた」呉氏は、大豆製品の摂取を増やすことは、現代の栄養学の理念に合致するだけでなく、中国の深い伝統にも根ざしていると考えている。
呉氏は「乳製品を増やす」について、生理的特性から見ると、一部のアジア人は生乳を直接飲用すると不耐性を示す可能性があると述べた。また、ヨーグルトやチーズなどの発酵乳製品で乳製品の栄養を摂取するよう勧めた。「発酵過程を経ることで、乳製品は多くの中国人の胃腸によりやさしくなり、栄養の吸収もより容易になるだろう」
百年の老舗の伝承者である呉氏は一貫して、健康的な食の道は「適度、適切、適応」にあり、量については「過ぎたるは及ばざるが如し」と信じている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2026年3月12日
|
|
![]() |