ホーム>>社会
中央紀委、義捐金救援物資使用状況を監査(2)
発信時間: 2008-06-20 | チャイナネット

●監査力の強化 合同監督力の効果的形成

中央紀律検査委員会(中央紀委)監察部は5月30日、2つの特別検査チームを発足させた。2チームはそれぞれ中央国家機関関連部門・機関および寄付を受け付ける民間団体及び四川省に赴き、特別検査を実施する。

北京の特別検査チームは中国赤十字会本部、中華慈善総会、中華全国婦女連合会、共産主義青年団中央、全国総工会、北京市義援金・救援物資事務管理センター、中国華僑連合会、国務院貧困扶助弁公室、中央統一戦線工作部に赴き、受入寄付金に対する検査を実施、集まった寄付金について、「完全な手続き、専門帳簿による管理、スペシャリストによる業務担当、帳簿残高の一致、明瞭な勘定科目」を重点的にチェックした。

四川に派遣された特別検査チームは主に、被災地において震災救済資金・物資の受入・管理・使用を担当する重点部門・機関に対する検査を行った。監察部がわざわざ招いた監察要員が2つの特別チームの業務に参与している。

四川、甘粛、陝西3省もまた、人民代表大会代表、政協委員、民主諸党派、無党派員および監察員、住民代表が震災救済資金・物資の管理使用状況監督業務に参与するよう招き、各方面による合同監督力の形成に尽くした。四川省は震災救済資金・物資の監督管理業務に秩序よく参与してもらうため、市民308人を社会監督員として招いた。

● スピード検査、厳格業務、震災救済資金・物資違法行為を厳重処罰

中央紀律検査委員会(紀委)監察部は、各級の紀律検査監察機関に対し、職責の徹底的に履行し、監査案件を震災救済資金・物資の監督管理を促し、問題発生を防ぐ重要手段とするよう求めた。また、住民による告発やメディアが提供する手がかりに対してきめ細かな調査を行い、「震災救済資金・物資管理使用に関する違法違反行為に対する処分規定」に基づき速やかに調査を進め、厳しい態度で業務に臨み、厳重に処分する方針。犯罪事件の疑いがあるものについては、直ちに司法機関へ移送する。

住民告発に便宜を提供するため、中央紀委監察部は告発ホットライン(010-59592947)を開設、震災救済資金・物資の管理使用における違反行為に関する情報適用や告発を24時間受け付ける。

四川省も全省統一の告発ホットラインを開設、スピー検査処分・監督処理システムを構築した。疑わしい問題に対しては厳重な処理を実施、社会に公開する場合もあるという。全省の紀律検査監察機関は、現時点で、県処級幹部8人を含む計41人の共産党幹部に対する調査・処分を実施した。

「人民網日本語版」2008年6月20日

  関連記事

· 被災地に露天市場が設置

· 中国19の省・直轄市が被災地復興を支援

· 北陸大学孔子学院、四川の被災地に義援金

· 被災地に17万1600戸分の仮設住宅が設置

·

  同コラムの最新記事

· 震災復興支援グッズが人気 四川省

· テント90万張の緊急調達、1日前倒しで完了 民政部

· 被災地に露天市場が設置

· 交通運輸部、3年以内に地震で破損した道路を復旧

· 中国19の省・直轄市が被災地復興を支援