春季が到来し、全国の農地では耕作や種まきがピークを迎えた。西蔵(チベット)自治区で今年予定されている「農業総合開発土地整備プロジェクト」も全面的に建設を開始している。プロジェクトは21地域に分かれ、投資額は総計1億元余りとなる予定。整備される農地の総面積は、自治区内の農地面積の2%を占める5900万平方メートルに達する。
第1次産業はレベルを上げ、第2次産業は重点をつかみ、第3次産業は大きく発展させる――西蔵自治区の党委員会と政府がここ数年で決定した経済発展戦略だ。農牧業全体の発展レベルが比較的低い現状に対し、自治区では、投資拡大・条件改善・科学技術応用などあらゆる方法を通じて発展レベルの向上に努めてきた。
プロジェクト実行地域の1つとなる堆竜徳慶県馬郷プロジェクト区の農地整備は、第11次5カ年計画(2006-10年)期間中に行われる自治区の180重点建設プロジェクトの1つ。生産力の比較的低い農地が主な対象となり、水利工事、トラクター用道路建設、科学技術請負サービスなどがセットで行われる。整備される土地の面積は170万平方メートル、総投資額は895万元、そのうち国からの投資は697万元。すでに2年間の実施を経て、現在までに67万平方メートルが整備され、13万平方メートルの新たな農地ができた。このプロジェクトが完了すれば、耕地の生産力は20%前後向上するという。
「人民網日本語版」2008年4月6日 |