答 中国ができるだけ早くこの地域で最も魅力的な留学目的国になろうとしたのは、主に次の考えに基づいている。まず、政治が安定し、経済が急速に発展して、就業の将来性が高いことが、多くの外国の青年を引きつける重要な原因だ。次に、50数年間に、系統的かつ中国の特色ある留学生教育管理方式が徐々に確立され、多くの国とくに幅広い発展途上国のために科学技術や教育、外交、管理面で人材を数多く養成したことで、中国の高等教育の質も次第に外国の大学や外国人留学生に認められるようになった。第3に、中国の留学環境そのものが友好的になってきたことだ。居住や入学、医療保険などの面でますます人性化し、国際化してきた。 中国が外国人留学生を受け入れる目的は、経済面にあるのではなく、中国の影響力を拡大し、中国の大学の知名度を高め、できるだけ早く世界一流の大学になるためだ。外国人留学生の授業料は、その他の国と比べるとやはり低い。お金を稼ぎ、そのお金で我々の高等教育の経費を補充することなど考えたことはない。統計によると、06年現在の外国人留学生は16万2695人を数えたが、1900万人の中国人大学生に比べれば、彼らの授業料は取るに足りないものだ。 今後一時期、中国は規模を拡大し、レベルの向上を目標に、絶えず留学生の授業と生活の条件を改善し、留学生の教育水準を高め、条件のある大学には質を保証することを前提に、留学生向けに外国語で授業する専門課程を開設するよう奨励することにしている。また海外の教育機関との協力を積極的に行い、様々な形、国内外で留学生教育を展開する。同時に、学校教育と後方支援体制の改革を土台に、校外での寄宿やアルバイト、医療保険など、社会サービスと管理の新しいモデルの確立と完備を積極的に推し進め、外国人留学生により良い社会環境を提供できるよう努力していく。 「チャイナネット」2008年3月 |