さまざまな中国式の老後生活

 

「中国式の老後生活」は、中国が高齢化社会に突入してから国と個人が直面しているさまざまな問題にスポットを当てた。2008年末現在、中国の高齢者人口は1億6900万人に達し、年間約1000万人のスピードで急速に増加している。中国の高齢化現象は深刻化が進み、高齢者人口は現在の9人に1人から21世紀中期には3人に1人になり、高齢者の「空巣化」は厳しさを増す…

老後生活を送る韓さんの孫育て日記

今年56歳で老後生活に入っている韓新愛さんは、以前はある会社で書類管理をしていた。「忙しかった仕事の毎日から突然、暇な老後生活になった」と取材に応える。「老後生活に入ったけど、心はまだまだ元気ですよ」。多くの高齢者同様、韓さんも全力で娘の子供の面倒を見ている。「双子の孫は1歳半で、ちょうど言うことを聞いてくれない時期です。スプーンや歯ブラシなど“危険物”を持って歩き回るから、転んだりぶつかったりしないように、いつでも彼らの後に付いていくの。そうして一日を過ごすと、腰が痛くなって来る。もうすぐ60歳ですから… 全文へ



首都博物館の敬老チーム「あなたと春の旅へ」

2016年4月14日、首都博物館のボランティアチームが「あなたと春の旅へ」と題した敬老サービス活動を行い、月壇敬老院の高齢者たちに首都博物館の「老北京民俗展」を参観してもらった。今回の活動は順調に進み、高齢者たちの評判はとても高いものだった。チャイナネットの記者は首都博物館の中国共産党青年団委員会の書記である宋丹氏を訪ね、同館の敬老ボランティアチームや今回の活動について詳細に取材した。2015年3月、首都博物館は「首都博物館ボランティアサービスチーム」を組織した。チームの重要な仕事は高齢者を尊重し、敬愛することである。余った時間を利用して、月壇敬老院で敬老精神を伝えた… 全文へ



フランス人による北京の老後生活

フランス人のローランさんは、比較的早くから中国に住んできた外国人の1人だ。1980年代には中国各地を旅行し、その後長期滞在してきた。「私は少しずつ中国を見てきて今日に至ります」と彼は話す。 25年前、深圳に行ったことがある。当時、外国人がそこに行くことは珍しく、中国人の多くもメディアで伝えられてきた“改革開放前の小さな漁村”を実際に見たことはなかったはずだ。当時の風景を思い出すと、「中国速度」に改めて驚く… 全文へ



キューバの老人と中国人妻との幸福な生活

今年58歳になるイシドロさんは、ハバナ生まれのキューバ人だ。メディア業界で30年働いてきた。彼は中国でありがちな中国名を持つ。「老伊(伊さん)」だ。伊さんは中国の生活についてこう語る。「私と中国人の妻は北京で暮らしています。仕事で知り合いました。結婚して7年です」。彼の中国語レベルについて尋ねると、「北京で暮らして17年経ちますが、確かに私の中国語レベルはダメですね。みんなも“まあまあかな”といいます。発音するとき、中国語の4つの声調が難しいし、私の記憶力と舌の使い方が不味いんです」と答えた… 全文へ



私の中国との縁 ロシア人中国学者、ユーリー・イリューシンさん

中国といえば何を思い浮かべるか。外国人にこの質問をしたら、千人いれば千通りの答えがあるだろう。「中国といえば、公園で琴の演奏を聴いている様子を思い浮かべる」。情景が活き活きと浮かんでくる回答をしたのは、今回の主人公であるユーリー・イリューシンさんだ。早春のある日、私は「北京手递手信息技術有限公司」の総経理であるユーリーさんを訪ねた。彼のオフィスに入ると、古い中国式の装飾品に惹きつけられた。まず目に入ったのは古い紫檀材で作られた机と、隅に立つ実物大の半分ぐらいの大きさの陶器で作られた彫像。そして部屋の一角には中国式の屏風… 全文へ



老人ホームで暮らす元中国医夫婦

中国はすでに高齢化社会に突入している。関連部門の予測によると、2035年に高齢者人口は4億に達する。同時に、一人っ子政策がもたらした「421家庭構造(4人の祖父母、2人の親、1人の子供という家族構造)」により、「家で親の面倒を見る」という従来型のやり方が困難になっている。高齢者が老人ホームに入ることが新しい流れとなりつつある。チャイナネットは北京市大興区にある「新秋老人ホーム」を取材した。ここは文化的でスマートな民間老人ホームだ。門をくぐると、眼前には落ち着いた中庭が広がる。そこには楼閣や樹木や石が置かれ、情緒豊かな雰囲気だ… 全文へ



新スタイルの老後生活 徐おばさんの「渡り鳥」生活

社会の発展と人々の観念の変化に従い、新しい老後スタイル「渡り鳥式老後生活」が注目されている。渡り鳥のように、冬には温暖な場所で過ごし、夏には爽やかな北方で過ごす高齢者が増えているのだ。老後生活の場所を選ぶ際、理想的組み合わせは東北と海南島。統計によると、毎年海南島で過ごす東北の高齢者は数十万人にのぼる。羅おじさん(63歳)と徐おばさん(62歳)は、東北地方・吉林市の夫婦だ。海南島に家を買って間もない彼らも、南へ飛ぶ渡り鳥の大群に加わった。定年退職してから、春と夏は自分の家で過ごし、秋と冬は北京にいる子供の家で過ごしてきた… 全文へ