中国人民政治協商会議第10期全国委員会(全国政協)第5回会議の記者会見が11日午後、人民大会堂で開かれ、全国政協委員の劉楓氏、劉慶柱氏、単霽翔氏、舒乙氏の4人が「京杭(北京-杭州)大運河保護と世界遺産の登録申請」について答えた。単霽翔氏(国家文物局局長)は会議後、「京杭大運河の保護プロジェクトは計画中で、保護費用は中央と地方の両政府が協力して負担する予定」と述べた。「北京娯楽信報」が伝えた。
同運河は1100年に渡る激しい歴史の移り変わりと社会の変動を経てきたが、現在でも水上運輸、灌漑、洪水防止が一体化した役割を担っている。また、南北の物資運送と長江デルタ経済にとって重要な水路でもあり、10万隻以上の船舶が長年に渡り運航し,年間運送量は京滬(南京-上海)鉄道3本分に相当する。
「人民網日本語版」 2007年3月12日