2010年、ネットでも上海万博が見られるようになった。31日、上海万博組織委員会は国務院新聞弁公室主催の新聞発表で上海万博の準備状況を紹介した。
上海万博執行委員会常務副主任、上海市副市長の楊雄氏によると、2010年上海万博には「都市ベスト・プラクティス区」と「ネット万博」の二つのセールスポイントがあることが明らかにされた。楊雄副市長によると、在来の万博は主に国と国際組織が出展する形になっていたが、上海万博は世界のベスト・プラクティスがある30の都市の独自の出展を招致し、「都市ベスト・プラクティス区」を作ることにしている。それと同時に上海万博では、「ネット中国2010年上海万博」もお目見えする。ネット万博はインターネット、バーチャル・リアリティーなどの技術を通じて、万博の実態をネットで表現し、ネットユーザーが参加できるネット展示のプラットホームを設けることになっている。
上海市の楊雄副市長によると、上海万博は発展途上国の出展に大きな関心を寄せている。組織委員会はそのために1億ドルの援助基金を設立しており、援助の対象は国連が公表した未発達諸国である。国連公表のリストでは114の国が含まれる。援助基金はこれらの国に対して、一部のパビリオンの費用、輸送費用、出展費用などが含まれ、10の種類に分かれている。楊雄副市長は、援助はキャッシュではなく、契約の形で行われ、費用がこの国の上海万博出展のために用いられることを確保する。
「チャイナネット」2007年8月1日