上海万博には膨大な来場者数が予想される。上海万博組織委員会委員の長楊雄副市長は、鉄道、空港、航路など上海万博への交通を現在全面的に改造しており、浦東空港の改造は今年末には完成する見込みだとした。浦東空港の受け入れ能力は7000万人にのぼり、続いて虹橋空港も改造に着手し、完成後は3000万人近い受け入れ能力を持つことになる。
空港の改造のほか、上海で3つ目の鉄道駅となる「虹橋枢紐駅」も建設中。江蘇省、浙江省とを結ぶ高速道路の敷設工事も急ピッチで進められており、万博開催時には60本の高速道路が江蘇省、浙江省方面に抜ける。また市内交通の面では、現在大規模な地下鉄の増設工事を行っており、地下鉄が市内交通の中核となる。上海市地下鉄の総運行距離は今年末までに累計230キロに達し、2010年には400キロに達する見込み。
「人民網日本語版」2007年8月1日