日本人は必ず重慶が好きになるだろう
昨年、高橋領事の家族が重慶を観光に来た際、中国に重慶のように大きな都市があることを想像していなかった、と娘さんが言った。実際、数多くの日本人にとって、重慶は未知な都市である。日本人のために、重慶のことを紹介することも高橋領事の仕事となっている。重慶には名物料理がたくさんあり、三峡や武隆などの名所旧跡も散在しているので、日本人の観光客は必ず重慶が好きになるだろう、と高橋領事は語っている。
平和は最も大切なものだ
重慶にはスティウェル将軍記念館、重慶大爆撃「六・五」大量窒息死事件跡など数多くの抗日戦争の記念施設がある。高橋領事はそこを通りかかる際、いつも第二次世界大戦当時に兵隊であった祖父の言葉を思い出す。「どうしても戦争を再び起こしてはならない、どうしても日本をあの暗黒の時代に戻してはならない」。現在、高橋領事はその言葉の深い意味をいっそうかみしめている。
重慶に駐在する日本国の領事として、高橋さんは日本人と重慶人の間でもめごとが起こることを懸念している。中日関係の特殊性のため、この懸念は確かに高橋領事にとって大きなプレッシャーとなっている。しかし、好転し続ける両国関係を見ると、高橋領事は心から喜びを感じている。もし中国における生活及び仕事から受けた感銘を一言でまとめると、「平和ことは最も大切なものである」、と高橋領事は語っている。
「チャイナネット」2007年8月14日