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心理学者「『主夫』は家庭の調和にプラス」

キャリアコンサルタントの卞秉彬氏は「上海・広州・深センの3都市では生活の質や物質的な消費がより重視され、結婚についても、相手に安定した仕事と十分な収入があるかがまず考慮の対象となるが、北京の男性は、社会的地位や『男は外で働き、女は家を守る』といった、自分の価値観との一致をより気にかける」と話す。「北京と上海との極めて対照的な結果は、文化的な違いによる面が大きい。その上、現在キャリアウーマンが最も多いのも上海なので、上海の男性は男女間の平等と競争により慣れている」と卞氏は分析する。

北京では大部分のホワイトカラーが「主夫」を敬遠するが、愛匯心理研究室の心理学者・劉軍氏は「『主夫』は父と子のコミュニケーション、その自立心とたくましさをはぐくむうえでプラス。あまり長く仕事に没頭していると、生理・心理両面で健康に問題が生じる。適切に、段階的に家庭で時間を過ごすことは、ストレスの緩和に役立ち、夫婦間の感情もよくする効果がある」と話す。「重要なのは、誰が帰宅するかではなく、誰であれ帰宅した人が最良の役割を果たせることだ」――。

「人民網日本語版」2007年8月20日

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