英国のキャス・ビジネススクールは23日、最新の「世界の若手最高経営責任者(CEO)ランキング」を発表した。世界の45歳以下の若手経営者を対象としたもので、前回と比較して中国人CEOの躍進が目立ち、上位5人をすべて中国人CEOが占めた。また上位10人のうち8人を、上位50人のうち37人(前回は23人)を中国人CEOが占め、全体に占める割合は70%を超えた。「国際金融報」が伝えた。
同スクールは世界の主要証券取引市場に上場する企業を対象に、2006年9月から07年8月にかけて52週連続で株価の収益を調査し、各市場の全体的な動きによる収益へのプラス影響を排除した上で、同ランキングを作成した。ランキング上位に名を連ねることは、そのCEOの企業運営が好調で、各社の上場する市場で大きな成果を収めていることを物語る。
前回のランキングと比較して、今回ランク入りした中国人CEOは人数、全体的な順位、株価の伸びともに大きく飛躍した。これは中国経済の力強い伸長ぶりを示す一つの側面だ。ランク入りした企業には伝統的産業もあり新興産業もあり、いずれも順調な発展ぶりをみせている。
今年のランキング1位は、北京天鴻宝業房地産株式有限公司の巴崢嶸副董事長(副会長)兼総経理(社長)。今年37歳、中国人民大学卒で、不動産専門の経済師だ。同公司は中国不動産業界のトップ企業。
ランキング2位は、雅戈爾集団株式有限公司の蒋群総経理で、今年44歳。同公司はアパレル・繊維製品製造と不動産開発を手がける企業。
「人民網日本語版」2007年10月26日