中国国家質量監督検査検疫総局(質検総局)は7日、6日に北京に着陸したワシントンからの国際便の機内で生きたネズミが見つかったことを明らかにした。北京検験検疫局は緊急チームを発足し、同機に対してネズミ退治など衛生措置を講じた上、捕獲したネズミが病原体を保有していないかどうか検査が行われる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
北京検験検疫局所属の首都空港検験検疫局は6日午後、ユナイテッド航空の連絡を受け、ワシントンを出発して北京首都国際空港に到着したUA897便にネズミが見つかったことを報告した。
検験検疫スタッフは直ちに現場に駆けつけ、ネズミの死骸とネズミが潜んでいたクッションを発見した。機内にあったクッションを一つ一つ検査したところ、さらに生きたネズミ5匹が発見された。
また、検験検疫スタッフは、首都空港業務管理センター(TAMCC)に同機を移動するよう通達し、客室・操縦室・貨物室にネズミ取りやネズミホイホイを設置し、機内にある全てのクッションやブランケットにネズミがいないことを確認してから、客室と貨物室のドアを閉め、集中的にネズミの捕獲作業を行うなど突発公共衛生事件として応急対応を直ちに実行した。
これまでに、死骸を合わせて8匹のネズミが機内で捕獲された。
「人民網日本語版」2008年1月8日 |