中国の銀行間決済運営会社「中国銀聯」は9日、工商銀行・中国銀行・交通銀行・深セン発展銀行・興業銀行など多数の銀行と共同で、携帯電話を利用した支払いサービスを上海で先行スタートした。利用者は中国銀聯のネットワークに携帯電話を使ってアクセスすることで、銀行口座の残高確認や公共料金・保険料・航空券チケット料などの支払いもできるようになる。「市場報」が伝えた。
9日午後に行われたサービス開始を記念するセレモニーでは、中国銀聯の戚躍民・総裁補佐がセレモニー参加者たちにサービスの具体的な手順を説明。それによると、まず特定の銀行口座と連動した「金融智能カード」を携帯電話にセットし、携帯電話支払いサービスに対応したレジの支払機に近づける。「ピッ」という音がしたら暗証番号を入力。3秒後には支払い用端末から印刷されたレシートが出てきて支払いは完了する。
中国銀聯はこの支払い方式を普及させるため、銀行や販売店との提携拡大とサービス対応支払機の設置を進めていく予定だ。現在までに、陸家嘴・五角場・四川北路など上海の主要なショッピングエリアの100店以上と提携し、300台以上の支払機を設置している。
「人民網日本語版」2008年1月11日
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