春節(旧正月)の特別運行体制「春運」が19日目に入った今月10日、全国の道路利用旅客数はのべ2810万人に上り、前日比のべ457万人(19.4%)増加した。前年同日比ではのべ234万人(9.1%)の増加だった。
各地の旅客の動きをみると、親族・友人訪問の短距離旅客が中心で、出稼ぎ先に戻る長距離旅客が急速に増えており、複数の省にまたがる長距離旅客路線が正常に運行をスタートさせている。旅客数が多いのは河南省、湖南省、江西省、広西チワン族自治区、天津市、遼寧省、江蘇省など。南部の大雪被害が大きかった地域では、道路が基本的に開通し、輸送体制は正常に戻っており、足止めされる旅客はいなくなった。
連休は12日に終わり13日から通常の勤務態勢に戻ることから、旧暦1月6日に当たる12日が連休後半の旅客ラッシュになるものと予想される。昨年は同7日に当たる2月24日がラッシュで、鉄道旅客数は500万2千人に達した。今年のラッシュ時の旅客数は昨年を上回る見込みだ。
現在、全路線ともに列車は秩序をもって運行し、旅客輸送も安定的に秩序よく進められている。成都、重慶、阜陽、長沙といった連休後半の春運における重点地域では、すでに旅客の移動が始まっている。今年の連休後半の旅客数増加率は10%前後に達すると予測される。
「人民網日本語版」2008年2月11日
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