湖北省武漢市の電子政府構築に向けた行政体制改革が進展を遂げている。年内に市内全域をカバーするオンライン審査・認可システムが構築される見込みで、完成すれば、条件を満たした項目はすべてネット上で審査・認可が行われるようになる。このほど開催された同市の第12期人民代表大会第3回会議で明らかになったとして、新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同市発展改革委員会の竜正才主任によると、2008年には同市15区の政務サービスセンターおよび市の41の直属機関が、「一枚の申請書類を、一つのネットワークで処理し、一度に許可証を発行する」というシステムを一斉に実施する。同時に、ネット上で処理する行政業務をすべて電子モニタリングの対象に組み込み、行政の不作為や乱用を取り締まる。
実施時期になれば、秘密保持項目を除いて、サービスを受けたい項目をネット上で申請すれば、関連部門がただちにネット上で処理するようになる。申請資料の全部あるいは一部がネットで提出できるようになり、審査と認可の側はそれらをネットで受理して審査し、合格であれば、ネットを通じて申請者に通知する。こうなれば、関係者の作業がスムーズになるだけでなく、行政効率が大いに高まることになる。
「人民網日本語版」2008年2月19日
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