▽父母も「こだわらない」
「近頃、夜の結婚披露宴の予約が多くなっていてね、来月も何組かが夜に結婚式をするんだ」と、結婚式の予約依頼書を掌中にした、あるブライダル・プロデュース会社のマネージャーが記者に語る。いわゆる「80後」と呼ばれる1980年代に生まれた世代が適齢期を迎えており、今年はここ数年でまれに見る結婚のピークの年になっている。結婚披露宴の会場や花嫁を迎えに行くリムジンなどの費用が、夜は低価格で設定されていることから、多くの若いカップルが、ナイトウェディングを望んでいる。「北京晩報」が伝えた。
中国北部地方の慣習では、結婚披露宴は必ず午後12時までに執り行わなければならない。午後や夜の結婚披露宴は「2度目の結婚」を意味しているからだ。だか、この2年近くは、「80後」世代の結婚ピークがあり、今年のメーデー連休の3日間で、北京だけでも5千組のカップルが結婚式を執り行おうとしている。結婚披露宴会場や花嫁を迎えに行くリムジンも予約がいっぱいなことから、多くの若いカップルが、夜の結婚披露宴を選択している。
「80後」世代の父母は、ほとんどが1970年代末から1980年代初めに結婚した世代で、祖父母の世代ほど固定観念にとらわれず、従来の価値観を子供たちに押し付けることはしない。このほか、北京で結婚式を執り行う若者の中には中国南部地方の出身者もいることもあって、夜の結婚披露宴に対して違和感を持っていないこともあげられる。
「人民網日本語版」2008年2月19日 |