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拉薩「3・14」事件の放火2件、容疑者5人を拘束
発信時間: 2008-03-25 | チャイナネット

公安部は24日午後に記者会見を開き、拉薩(ラサ)「3・14」事件における2件の放火事件の捜査状況を発表した。

単慧敏報道官によると、拉薩市公安当局は現在までに、市内のブティック「以純」への放火事件の容疑者、其美拉宗(女、蔵<チベット>族、20歳)、辺吉(女、蔵族、21歳)、辺吉(女、蔵族、23歳)、および達孜(タクツェ)県のオートバイ店への放火事件の容疑者、洛亜(男、蔵族、25歳)、剛組(男、蔵族、22歳)を相次いで拘束した。初歩的な取り調べで、各容疑者は犯行の事実を包み隠さず自供した。

(1)拉薩市ブティック「以純」放火事件

3月14日、拉薩市で暴行・破壊・略奪・放火の重大な暴力犯罪事件が発生した。同日午後2時半頃、其美拉宗、辺吉ら3名の容疑者は同市北京中路のブティック「以純」に到着。この時、店の入り口はすでに他の犯罪分子に打ち壊され、店内の金目の物は大部分が略奪された後だった。其美拉宗、辺吉ら3名の容疑者は店内のジーンズにライターで3回火をつけたうえ、残された他の商品やハンガーなどの可燃物を火中に投じ、火勢を一気に強めた。容疑者らは火勢が強まったのを確認すると、ただちに現場を離れた。

現場の調査結果、および他の確実な証拠は、この3名の容疑者がブティック「以純」に入り犯行に及び、店内にいた楊冬梅さん(女、漢族、24歳)、次仁卓ガさん(女、蔵族、21歳)、陳佳さん(女、漢族、19歳)、劉燕さん(女、漢族、22歳)、何欣欣さん(女、漢族、20歳)の女性店員5人を焼死させたことを証明している。

3月24日、検察当局は其美拉宗、辺吉(日喀則<シガツェ>)和辺吉(尼木<ニェモ>県)を放火容疑で逮捕することを許可した。

(2)達孜県オートバイ店放火事件

3月15日午後10時頃、洛亜容疑者は拉薩(ラサ)市達孜(タクツェ)県徳慶鎮の集団暴動に加わり、商店を打ち壊し、展開中の人民警察に暴行をはたらいた。その後、同県糧食局の「民和商店」を打ち壊し、他の者と結託して同店に放火。さらにオートバイ店へ走り、剛組容疑者と結託して同店のシャッターを打ち壊し、店に火を放った。店先に放火した後、さらに隣のマントウ店の液化ガスボンベ2本をオートバイ店に投げ込み、店舗2階に隠れていた被害者5人を死亡させた。死亡したのは梁智偉さん(男、漢族、33歳)、呉紅霞さん(女、漢族、31歳)、両人の生後8カ月の男の子、修理工2人。

公安当局は22日に洛亜容疑者、23日に剛組容疑者を拘束した。初歩的な取り調べで、各容疑者は犯行の事実を包み隠さず自供した。捜査活動は現在も続けられている。

単慧敏報道官は「事実は雄弁に勝る。この2件の放火事件の鉄の事実は、『3・14』事件が『平和的なデモ』だの『平和的な抗議』だのでは断じてなく、完全に重大な暴力犯罪事件であることを物語っている。西蔵(チベット)の拉薩で起きた暴行・破壊・略奪・放火の重大な犯罪事件は、ダライ(ダライ・ラマ14世)集団が組織的・策謀的・綿密に画策・煽動したもので、内外の西蔵独立分裂勢力が結託して引き起こしたものだ。その腹黒い魂胆は、動乱を引き起こし、平和をテーマとする2008年の北京五輪を妨害・破壊し、わが国の安定と団結という極めて望ましい局面を破壊し、もって祖国分裂という罪深い目的を達成しようとしたものだ。暴徒らの残忍な行為は、西蔵各民族人民に強烈な憤慨を呼び、全国人民からの強烈な譴責に遭っている」と指摘した。

「人民網日本語版」2008年3月25日

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