拉薩(ラサ)市内には26日、陽光が降り注ぎ、まさに春の到来を告げていた。北京東路小商品卸売市場の前では、車が行き交い、大勢の客が到来、賑わいぶりをみせた。多くの拉薩市民が同市場へ赴き、インスタントラーメン、洗濯用石鹸、飲み物、加工食品などの生活必需品を買い求めていた。「3・14」事件発生後、市場の一部の店主が営業を再開している。
北京東路小商品卸売市場は同市最大の食品卸売市場であり、「3・14」事件では甚大な損害を被った。市場内には暴徒により焼き払われた壁の残骸が未だ残っており、散乱した品々の後片付けも終わっていない。しかし、人々の生活は徐々に平常に戻りつつある。
「今回の事件で70万元ちかい損害を被った。今やっと社会秩序も元に戻り、自分の気持ちも落ち着いてきました。早く頑張って失った分を取り返さないと」と、市場で店を構える馬友明さんは語った。
四川省から来たという陳登吉さん、周至玉さん夫婦もまた、同卸売市場内で古くから商売を続けている。2人はこの2日間営業を続け、手元の在庫はじきに品切れになるという。「拉薩の秩序はもう良くなった。これで商売もできますよ。」
写真:26日、拉薩市北京東路小商品卸売市場の営業が再開、市民が買い物に訪れている。
「人民網日本語版」2008年3月28日