Googleの李開復・副総裁(大中華地区総裁)は、海南島博鰲(ボアオ)で開かれた「博鰲アジアフォーラム2008年年次総会」の「インターネットの未来」会議において、米国と中国のインターネットユーザーの違いを挙げた際、中国ユーザーの多くが、インターネットで「探索」をしている、と述べた。中国新聞網が伝えた。
李副総裁は、平均年齢40歳の米国ネットユーザーに対し、中国ユーザーは平均25歳。低年齢化の表れとして、娯楽やコミュニティなどに多くが注目されている。Googleの検索データを見ると、中国ユーザーは非常に好奇心があることが見て取れる。米国ユーザーが、検索結果を眺める時間は10秒ほどだが、中国ユーザーは30~60秒。米国ユーザーの多くが「検索」を、中国ユーザーの多くが「探索」をしている、ともいえる。
李副総裁によると、米国に比べ、中国ユーザーは、インターネットを通じて、情報を得たり、娯楽を選択したりする傾向が高い。これは中国の青年ユーザーが、娯楽や人付き合いの機会に乏しいことが関係する。多くが、インターネットのコミュニティを通じて、娯楽方法を選び、友達を見つける。このほか、ユーザーのほとんどが多くの経験が無いことから、インターネットに対し好奇心が旺盛になっていることも挙げられる。
「人民網日本語版」2008年4月14日
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