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仏上院議長の「遺憾」という言葉に、金晶さんも「遺憾」 |
発信時間: 2008-04-22 | チャイナネット |
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フランス上院のポンスレ議長は14日に中国を訪れ、パリで襲われた五輪の聖火リレー走者の金晶さんに、フランス大統領からの見舞いの手紙を手渡した。 ポンスレ議長が手紙を読んで百合を贈る サルコジ大統領からのお見舞いの手紙を読み上げるポンスレ議長
ポンスレ議長は上海市身体障害者体育トレーニングセンターに金晶さんを見舞った。白髪のポンスレ議長は礼儀正しく何度も腰を曲げて、車椅子に座っている金晶さんを抱きしめ、撮影する時は、花束が金晶さんの顔を遮らないよう整えた。そしてサルコジ大統領からのお見舞いの手紙を読み上げ、大きな百合の花束を贈った。 パリで聖火トーチが襲撃された事件から2週間経ち、金晶さんは初めてフランス政府から説明と見舞いを受けた。 金晶さんに大きな百合の花束を贈ったポンスレ議長
サルコジ大統領の手紙では、金晶さんが襲撃されたことを強く非難しており、「中国の人々の感情がこのことで傷つけられたことは、全く理解できる」とポンスレ議長は述べた。そして金晶さんを見舞うのは、自分やすべての代表団メンバー共通の願望であり、フランスの各党派やフランス全国民を代表しているという。金晶さんがパリで襲撃されたことに、フランスの人々はとても驚き、中国人だけでなくフランス人も傷つけられたと話す。そして「不愉快なことがあったが、私たちは引き続き中国との友情の増進に努めるべきだ」と言う。 2人の大統領が手紙を 2人の使者が訪中 報道によると、フランスのラファリン前総理は23日に北京に到着し、その時に中国側に2通のフランス側からの手紙を手渡すことになっている。ラファリン前総理のスケジュールは事前に決まっていた。 フランス大使館のスタッフは、ラファリン前総理は温家宝総理と会談を行ない、メディアのインタビューに応じて、中国とフランスがオリンピックの分野での協力状況を紹介することになっていると話す。またラファリン前総理に続き、サルコジ大統領のトップ外交顧問であるジャンダビド・レビット氏が、フランス特使として今週末に中国を訪れる。 謝罪がなかったことに遺憾 金晶さんは電話で、「議長の態度はとても誠実でした」と話すが、フランス側の態度は遺憾だけで、謝罪がなかったことを遺憾に思っている。 金晶さんはおとといの深夜、フランス側の代表が面会にやって来るという通知を受けた。面会は約15分間に及んだ。金晶さんは、フランス側の上院議長一行が中国に来て彼女と面会し、大統領の見舞いの手紙を手渡すことで、誠意を表したと考えている。 議長と大統領はただ、遺憾や驚き、強く非難という言葉を言い、謝罪がなかったことに金晶さんは遺憾に思っている。「パリの聖火リレーで私一人が傷つけられのではない」と、フランス側がすべての華人の感情に配慮するよう金晶さんは望んでいる。フランス製品のボイコットについては、こうした激しい形に賛成はせず、「平静で理性的に表現するべき」だと話す。 「チャイナネット」2008年4月22日 |
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