民政部救災救済司・王振耀司長
民政部救災救済司・王振耀司長によると、現在救援活動は第1段階にあり、救援過程において時間が極めて重要となっているとしている。すなわち24時間、48時間、72時間、と地震発生から時間を追うごとに救援活動の緊急性は高まる。救援活動の第1歩として同司長は、地震発生後30分以内あるいは数時間以内に、住宅コミュニティ内において、住民の自助救助および近隣者との互助救助が必要だと指摘する。また同司長は、当面の急務は被災者を救出することであり、救援活動とは被災者救援であり、現在懸命の活動が続けられているという。現在大量の救援人員が被災地入りし救援活動をおこなっており、広範囲にわたる捜索活動を精力的に展開している。過去の災害救援活動の経験から、一部地域の救援活動については、家屋構造の相違により、生存者の生存時間が比較的長い可能性があり、さらに時間が必要な可能性があるという。とにかくほんの少しの希望があれば、救援活動の展開を続けることが必要だと同司長は述べている。
民政部救災救済司・王振耀司長によると、今回の地震災害発生後、多くの国家政府首脳・関連政府機関から中国政府首脳および政府関連部門に慰問の意が寄せられており、国連および一部国際機関から救援チーム派遣の意向が伝えられている。同司長は、これら国際社会のあたたかい援助に心より感謝の意を表明するとともに、支援物資のすみやかな受領、および被災地へのすみやかな輸送に尽力したいと述べている。また同司長は、現在の最も大きな難題は被災地への道路が寸断され、被災地への到着が非常に困難であることが挙げられ、被災地への輸送・到着が極めて難題となっているとしている。現在国際救援チームが入境・被災地へ赴く調整作業は難航しており、条件が整い次第当局より主体的に連絡を取り、また外交部と民政部、地震局など関連部門が連携をとりつつ、調整を進めると述べている。
「人民網日本語版」2008年5月14日
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